イッシュ地方アカデミー留学までの道のり① 〜恥さらし〜
前回のあらすじ
イッシュ地方短期留学は、コロナウイルスにより延期に延期を重ね、無念のバーチャル開催により二年の歳月を溶かした。一年目終了時点で、他地方のアカデミーにて修士を取るキャリアチェンジを決意。アカデミー正規入学までの道のりは、短期留学よりも遙かに厳しいものであった。
※私のアカデミー留学は通常ルートではなく普通なら諦める悪条件の恥さらしなので絶対に参考にしないでください
※※検索避けのために全部ポケモンで例えています
なぜアカデミーで修士か
目指す業界(ポケモンリーグ)に修士が必須→じゃあ取るか!めざせポケモンリーグ!というノリであった。完全に人生たいあたりである。
※ポケモンリーグ業界:世界中のポケモントレーナーや街を支援・開発する業界。グラードンの干ばつ、カイオーガの洪水といった災害支援から、伝説ポケモンを使役し世界を混乱に導く悪の団体のボスに対する制裁まで、ポケモン各地方を跨ぎ機能する機関のこと
ポケモンリーグが一番資金が潤沢で規模が大きいのと、カントー地方よりもヤバい地方は沢山あるという単純な理由。どのタイプのポケモンの専門になるかはさておき、四天王やジムリーダーを務めるにはいずれかの地方のアカデミーで修士を取ることが必須というナゾノクサな高いハードルを設けている。更に、ジムリーダー/四天王採用に有利になる試験には年齢制限がある。一歳でも若いうちになんとかする必要があった。
また、MBAと違ってGMAT(英語のセンター試験的なもの)が不要なので、私の短い準備期間でもいけるのではないかという、カイスの実より甘〜〜〜い算段があった。
必要素材
- 大学卒業/成績証明書 (GPA 3.0以上)
- CV (英文職務経歴書)
- Recommendation letter (英文推薦書)2通
- Essay(エッセー、英文志望動機書)
- 英語力の証明 TOEFL(イッシュ向け)、IELTS(ガラル向け)
- その他コロナ等の証明書
短期留学と似通っていたので、今回はびびりませんでした。推薦状のうち一通は短期留学のDirectorに依頼。(真面目に取り組んでなかったり結果出せていなかったら死亡でした)オーキド博士曰く、博士が書くよりネイティブが書いた方が効き目がありそうということでした。そりゃ〜そうじゃ。
立ちはだかる致命的な課題
- GPA低すぎ問題
私のGPAは驚異の2.4であった。どこのアカデミーも最低3.0を基準として設けている。この時点でエージェントも尻尾を巻いて逃げ出すかもしれないくらい低い。普通ならやめておくべきなのだ。本当にバカである。しかし、ガラル地方なら換算方法が違い多少上がることがわかっていた。私は諦めていなかった。家庭環境ーー学費を払うために働いていたり、学生時代に家庭内暴力で家に警察が二回来て警察署のベンチで一晩寝泊まりしたのを言い訳として別紙にしたためることにした。 - どの地方で留学か問題
ガラル地方:一年で終わり、GPA・英語要件もやや緩い。ポケモンリーグ養成機関として名高い。
イッシュ地方:二年必要。金策ニンフィアもびっくりの費用ダブルウイング。
ガラル一択!!!!と思っていた。だがしかし。
ガラル地方アカデミーの最高要件には、「ポケモンジムトレーナーとしての経験2年以上」と書かれている場合が多かった。私のように、急にポケモンリーグ業界へ飛び込みたいと言い出す人はお呼びでなかったのだ。このことを深く考えずに、ガラル地方向けのIELTSの勉強を始め、MBA対策で有名な塾と留学エージェントと契約をしていた。完全にリサーチ不足のバカである。 - スコアメイク
イッシュ短期留学で昼夜逆転生活の無理をしていたのが祟り、自律神経が破壊されたことがきっかけの体調不良で寝込む始末。スコアメイクが間に合っていなかった。
目標はIELTS 7.0、詳細は省くが多少低くても出願は可能なので最低でも 6.5は欲しかった。
TOEICと比較してどんだけ難しいかは下記の文科省による難易度表が有名だが、注意して欲しいのはTOEICは4技能換算ということ。つまり、リスニングとリーディング(以下LR)しかやっていない人間が急にスピーキングとライティング(以下SW)をやらせたところで出来るわけがないのだ。LRSWほぼ満点でようやくこの点数ということは、実際はLR130%SW70%くらいの比率で達成できる。
体感TOEIC1200点くらいの実力でIELTS7.0/TOEFL100到達な気がする。ちなみに私の初のIELTSはOverall 5.0であった。TOEIC900点なんてゴミカスということは、ちゃんと英語やっているひとにはヴァレヴァレ🎾だよ。
要はスコアメイクですら出来ていないバカ、チンパンジー以下なのである。
2021年12月、普通ならエッセー(志望動機)に取りかかる頃だが、完全に行き詰まっていた。
低いGPA、スコアメイクも出来ていない、ガラルの「経験者必須」要件を避けられる学科は絶妙にやりたくない内容。あ〜〜〜もうどうしよう終わったと思い、オーキド博士に相談した。
「イッシュ地方受験はどうかのう?二年間基礎から学べるし、修了後もうまくいけばビザサポートがあるんじゃ。ガラルは一年で済むのは良いが、その後留まりにくいからのう・・・。人生3年くらいかけてイッシュ地方に居ないと人生変わらんからのうw Planned-happen stance じゃぞ〜」
というアドバイスを頂いた。なるほど〜!
こうして、IELTSでイッシュ地方受験という異常者が爆誕したのである。
つづく